老健ゆめさきでは、より安全で質の高いケアを提供するために、各フロアにてインカム(無線通信機)を活用した連携を進めています。
当施設は入所定員100名、各フロア50名と比較的規模が大きく、職員同士が広い空間の中で協力してケアを行うことが日常です。そのため、離れた場所にいる職員との連携スピードが、利用者様の安心とケアの質に大きく影響します。
業務改善で利用者様に、より安心を提供
以前は、ナースコールが鳴ってもどの居室からの呼び出しかを確認するためにステーションへ戻る必要があることが多く、移動の負担や時間のロスが課題でした。また、職員同士が居場所を探すために大きな声で呼びかけることもあり、利用者様にとって落ち着いた療養環境が保てない場面もありました。
現在は、コールの場所がインカムを通して自動的に共有されるため、そのまま直接利用者様のもとへ向かうことができます。「無駄な動きが減り、体の負担が軽くなった」「安心して利用者様に向き合える時間が増えた」と、現場の職員は実感しています。
さらに、入浴介助・移乗介助・フロア見守り中も、離れた場所から声を掛け合えるため、転倒予防にもつながっています。夜勤帯や緊急時にもスムーズに情報共有ができ、チームとして支え合う体制が強化されています。
「インカムを活用することで、無駄な動きがとても減りました。」
コール場所がインカムから共有されるため、直接向かうことができるようになり、体の負担が軽くなったと感じています。 職員を呼び合うために大きな声を出す必要もなくなり、利用者様の安心にもつながっています。
インカム活用の効果(ポイント)
- コールに即時・迅速に対応できる
- 見守りながら連携が取れ、転倒予防に寄与
- 業務分担・協力体制がスムーズに
- 大声で呼び合う必要がなく、静かで穏やかな療養環境を維持
- 夜勤・緊急時も迅速に連携可能
インカムは、単なる道具ではなく、 利用者様の安心と、働く職員の負担軽減の両立を支える大切な「チームケアの基盤」です。 老健ゆめさきでは、これからも現場の声を取り入れながら、 「より良いケア」と「働きやすい職場環境」を追求していきます。
